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京築の官道1 大ノ瀬官衙遺跡

2020.08.29

国道10号線沿い、上毛町大ノ瀬にある道の駅「しんよしとみ遺跡前」のすぐ横に古代官道跡と大ノ瀬官衙遺跡があります。
【官道】官道は、701年大宝律令後、租税である租庸調を中央政府に納めるために、米・綿・特産物を運ぶための直線的な道で、全国的に建設されました。この地の官道は、仲津郡の豊前国府(現在みやこ町国作)と宇佐郡の宇佐駅(現在大分県宇佐市)を直線的に結ぶ中程で、上毛駅の近くです。
【大ノ瀬官衙遺跡】奈良時代の上毛郡の役所跡です。L字型の建物の跡をはじめ、塀の跡があり、須恵(すえ)器・土師(はじ)器・硯なども出土しています。現在では芝生広場や花公園になっていて菜の花コスモス・祭りなどで親しまれています。見晴らしがよいところで、南西方向に雁股山(807m):(写真左)、経読岳(992m)・小屋ヶ岳(991m):(写真右から)が見えます。南東方向では、八面山(中津市三光田口659m)も見ることが出来ます。
☆引き続き感染症警戒しましょう。
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