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古代北部九州の要2 青銅器文化(銅剣・銅矛・銅鐸)

2023.02.15

大陸・朝鮮半島から金属器(青銅器・鉄器)が伝わったのはBC100年頃です。そして、銅剣・銅矛などの青銅器文化は一世紀頃です。中広形銅矛は、西日本各地で発掘されています。福岡県が一番多く、続いて高知県・大分県・長崎県(壱岐市・対馬市)・佐賀県・島根県・愛媛県・香川県と続きます。少数ですが、熊本県・鹿児島県・岡山県・山口県でも発掘されています。大型化して、武器ではなく、「まつりごと」で使用されたと考えられます。この時代に広範囲の同一文化圏があったと推測されます。銅鐸は、日本独自のもので、近畿地方中心に、発掘されています。近畿地方は、武器としての大陸・朝鮮半島系の青銅器がほとんど発掘されていませんので、北部九州を経由して技術力が伝わり、争い(穀倉地の奪い合い)の少ない地で、飛躍的に発展したと考えられます。
☆青銅器文化については、古代の京築3も参照してください。
☆銅矛は小倉南区や行橋市でも発掘されています。騒がないようにしましょう。来た時よりも美しく!
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