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郷土の山013014(高城山、諫山+諫山天空400番地休憩所)

2018年08月24日

■場所:高城山系〔高城山、諫山、大久保山、大平山など〕/福岡県京都郡苅田町南原、山口、集、尾倉、新津、下片島、上片島、稲光、葛川などの周辺地域

■高城山の北東中腹、高城山南原登山口〔主要地方道64号、苅田採銅所線の沿線、標高160メートルあたり〕から、高城山自然歩道経由で探訪した際の写真。

■地質は、中生代の周防変成岩が主体(しましまの片理構造をもつ片岩など。かつてのアジア大陸端部のプレート境あたりで、高い圧力がかかり形成された岩石。例:自然歩道沿いの岩や山頂の国見岩〔天の逆鉾岩〕など。)

中生代白亜紀後期、地下深くの溶岩が貫入し押し上げられ、花崗岩(平尾花崗閃緑岩)が山裾の基盤となり上部に周防変成岩がのった地域が地上に隆起し、風化。

山麓の一部に、段丘地形なども形成されています。

なお、高城山北側の京都峠のあたりからは、烏帽子山や内尾山など石灰岩地帯に接します。

■南原登山口近くの自然歩道沿いには、海がみえる桜の名所「千本桜」があります。また、高城山系の尾根道のところどころからは、東の瀬戸内海側と西の平尾台側が展望できる景観ポイントです。

■写真1(高城山から南へ尾根をたどると、標高406メートルの諫山山頂。
そして諫山を過ぎ、南側尾根続き、送電線鉄塔付近に開けた場所、「諫山天空400番地休憩所」と標識があるあたりが、この高城山系で、景観が望める地点のひとつ。

東から南側に展開する、瀬戸内海方面の景観は、左から、神ノ島、苅田港周辺工場地帯や苅田町の町並み、二先山。行橋の蓑島など。
空気が澄んで天候がよければ、東の海の向こうに山口県山陽小野田市や宇部市、南東の大分県国東半島なども。)

■写真2(諫山の南側尾根にある送電線鉄塔あたりから望む西側。平尾台、白川地域、椿市地域、香春岳、障子ヶ岳、大坂山方面。)

■写真3(北東山麓の殿川ダムから望む高城山系。左端から送電線鉄塔、諫山、高城山、京都峠、低いところは烏帽子山の石灰岩採石場)

■写真4(標高419メートルの高城山山頂。国見岩〔天の逆鉾岩〕など。

高城山は中世山城跡で、段々の平らな遺構「曲輪」が数ヵ所みられます。

なお、明治32年に郷土史家の狭間畏三は、出版した『神代帝都考』の中で、高城山を『古事記』『日本書紀』における「天孫降臨の地」高千穂峰、平尾台を「高天原」、青龍窟を「天の岩戸」などと仮説をたてたのだとか。地名「京都郡」をはじめ、周辺の地名や古墳群などから結びつけた説らしい。)

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