記事詳細 Details of report

郷土の山022(犬ヶ岳の一ノ岳)

2019年05月17日

■犬ヶ岳の一ノ岳/福岡県築上郡築上町寒田、豊前市、大分県中津市山国町

〔旧豊前国築城郡、上毛郡、下毛郡の三郡の境に位置する山〕

■犬ヶ岳の西側、野峠を起点に、福岡県と大分県の県境稜線を通る九州自然歩道を歩いたときの写真。

野峠(標高約721メートル)から、途中、1015メートルピーク三郡山を経て、犬ヶ岳一ノ岳の間を、九州自然歩道経由で往復し、徒歩約三~四時間。(野峠~一ノ岳の間:片道約3.4キロメートル。往復約6.8キロメートル。)

ブナ林などが展開する尾根道は、いにしえからの山岳信仰の歴史ある古道。山伏さんたちの修行の場らしく、険しい健脚ルート。

犬ヶ岳一ノ岳からの展望は、西側から南側の景観〔英彦山や大分県方面の山々の景観〕がすぐれています。

■地質は、山頂あたりは、新生代第三紀頃の豊肥火山活動に由来する安山岩が主な山体で、途中の斜面には角礫凝灰岩など火山噴出物の火砕流に由来する岩場も交互に展開。

なお、犬ヶ岳一ノ岳の北側中腹、城井川上流の寒田(さわだ)地域周辺は、地形図に崖のマークが多く記されており、険しい山岳地帯を利用し、城井(宇都宮)氏により「城井ノ上城」「大平城」など中世山城が築かれていたところ。

長い年月を経て、火山活動に由来する溶岩など重層的な地質が、風化侵食されかたちづくられた大山塊は、地域の古戦場ともなった場所。

■写真1(標高1124メートルにある犬ヶ岳一ノ岳に関する看板。求菩提山から一ノ岳へ連なる旧築城郡と上毛郡の郡境周辺の尾根道は、山伏さんの修行道や宿〔笹の宿、杉の宿、虎の宿など〕があったところなのだとか。)

■写真2(犬ヶ岳一ノ岳の山頂の九州自然歩道ルート関連の看板。)

■写真3(犬ヶ岳一ノ岳からみた西側。英彦山や鷹ノ巣山方面。

犬ヶ岳の一ノ岳〔標高1124メートル〕、二ノ岳〔標高1120メートル〕、三ノ岳〔甕ノ尾とも。標高1130.8メートル。犬ヶ岳の主峰。京築地域の最高峰。〕の三峰うち、英彦山に近い側、西の端に位置する一ノ岳が最も展望がきく地点。)

■写真4(犬ヶ岳一ノ岳の山頂〔標高1124メートル〕の景観。看板やベンチ等。)〔2019.05.05の景観〕

■参考文献:『分県登山ガイド39福岡県の山』山と渓谷社2016年発行

この記事に拍手!

70pt

他の投稿記事
ペンネーム
ひろにい
他の投稿記事

祭り探訪「生立八幡宮神幸祭」(令和元年〔2019〕5月)

郷土の山021(シャクナゲ+1015mピーク三郡山)

今川の桜並木風景(平成31年春)