記事詳細 Details of report

郷土の山018019020(祓川の水源・鷹ノ巣山の三峰〔前半〕)

2019年02月19日

■場所:一ノ鷹巣山と二ノ鷹巣山(福岡県田川郡添田町、大分県中津市山国町)

三ノ鷹巣山(福岡県京都郡みやこ町犀川帆柱、田川郡添田町、大分県中津市山国町〔旧豊前国田川郡、仲津郡、下毛郡の郡境に位置する山〕)

■車で、国道496号線を南へさかのぼり、祓川上流の伊良原ダムを経て、野峠、国道500号線、天狗ラインを経由し、英彦山北岳中腹に鎮座する高住神社に参拝。神社下の駐車場を起点に徒歩で鷹ノ巣山の三峰に登った際の写真。(前半は一の岳までを。後半は三の岳までルート記事を予定)

鷹ノ巣山は、英彦山に近い峰から、一の岳、二の岳、三の岳となっています。

一の岳に三角点があり標高979.3メートル。

二の岳が標高約950メートル。

そして三峰の東の端で郡境、三の岳が、標高約990メートル。京築地域の最南端(みやこ町の最南端)に位置する山でもあります。

■山伏さんが、山内や山外などの峰々や窟で修行されていた「彦山四十九窟」。英彦山の由来などが記された鎌倉時代の古文書『彦山流記』には、そのうち、鷹ノ巣山には、第六、第三十七、第三十八の三窟があったとされます。

■祓川(長さL=31.5キロメートル)は英彦山の東側の山、鷹ノ巣山が水源。
伊良原ダム堤体の上(標高213メートル)から見ると、湖面の南にそびえる独特な三つの峰が、鷹ノ巣山。(写真1。伊良原ダム湖面奥、薄い色の峰々が鷹ノ巣山。写真中央奥、左から〔東から順に〕鷹ノ巣山の三の岳、二の岳、一の岳。英彦山北岳〔写真に少しだけ、北岳山頂部の峰が見える〕が連なります。)

■地質は、新生代第三紀以降頃の英彦山の火山活動(〔豊肥火山活動など幾度かの火山活動〕約400万年前頃)より後の時期、約200万年前の火山活動に由来する溶岩や火砕流(安山岩や角礫凝灰岩など)から成るビュート地形。長い年月にわたり風化侵食され溶岩の固い部分が残され、周囲が絶壁をなす独特な鋭いかたちの峰々を形成しています。

登山道は険しいハードな急傾斜や難所があり、注意を要するルート。

■写真2は、一ノ鷹巣山(英彦山側の西側から望む。国道500号線と県道451号線合流地点あたりより)。

■写真3は、三角点がある一ノ鷹巣山山頂〔標高979.3メートル〕。三峰のなかではやや平らなスペースがあります。左奥に見える山は、英彦山の北岳。

■写真4は、鷹ノ巣山の説明板〔国道500号線沿い、薬師林道との合流地点付近〕)

■鷹ノ巣山は、国の天然記念物(指定年月日:1941年8月1日)

■参考文献:福岡県地学のガイド編集委員会『福岡県地学のガイド』(地学のガイドシリーズ26)コロナ社2004年発行、『分県登山ガイド39福岡県の山』山と渓谷社2016年発行、九州歴史資料館『霊峰英彦山ー神仏と人と自然とー』2017年発行

この記事に拍手!

295pt

他の投稿記事
ペンネーム
ひろにい
他の投稿記事

九州自然歩道沿線の風景(岩岳川上流)

郷土の山022(犬ヶ岳の一ノ岳)

祭り探訪「生立八幡宮神幸祭」(令和元年〔2019〕5月)