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石塚山古墳出土鏡の講演(平成28年12月17日)

2017年01月03日

平成28年12月17日に三原文化会館で石塚山古墳出土鏡の講演がありました。三角縁神獣鏡は卑弥呼との関連が深い鏡として注目を集めていますが、ここ京築の石塚山古墳で14枚(観古集では15枚、7枚が宇原神社に伝わっている)も発掘されたことは大変興味深いことです。講演では、江戸幕府方の甲冑職人が編集した『観古集』について詳しい説明がありました。三角縁神獣鏡の発掘は、奈良県の天理市や桜井市の古墳に比べれば数は少ないものの北部九州で見ると大分・熊本よりも多く発見されています。
[歴史のマメ知識:破鏡]
銅鏡は、初期の頃、祈祷師が占いを行う道具として使用したと考えられます。最初のうちは、破鏡といってその人が亡くなった時に鏡を割って古墳に埋めていたと考えられます。破鏡の習慣は、主に北部九州古墳で見られます。破鏡の習慣が100年・200年と時代が経過するうちにどのように変わったのか、また、副葬品やその目的がどのように変化したのかははっきりと研究が進んでいません。
[歴史のマメ知識:古墳の規模]
一人の勇者がいたとします。その人が20年に4人の子孫を残したとしても100年後には、1024人になります。平和で争いがなければ、100年後に古墳の規模が1000倍になってもおかしくはありません。副葬品も古墳の規模も権力の象徴として増大したと考えられます。
「発掘研究の期待」
盗掘や権力者の証拠隠滅あるいは、伝承の地域性などで古代の謎は深まるばかりですが、破鏡の研究が進めば、謎は明らかになると考えます。

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関連情報

宇原神社

石塚山古墳から出土した国の重要文化財指定の三角縁神獣鏡が納められています。

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石塚山古墳

九州最大・最古級の典型的な畿内型前方後円墳です。 全長110mで、墳丘の後円部は直径約60mの二段築造となっており、墳頂には人頭大の葺石が敷きつめられています。

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